shumishumi-mamaのブログ

姉からの虐待 認知症母との戦い 今までのこと これからのこと

姉のこと⑨

私は たった 10歳だった。



転校したばかり。 転校生だというだけで


いじめられて。




両親は 夫婦喧嘩ばかり。



家に帰れば


イライラ 情緒不安定な 姉と二人きり。



いつ 姉が 沸点に達するのか わからず


ビクビクしてばかり。



その 私の そわそわが 姉にも

伝わっていたのだろう。



私と姉は いつも 緊張状態だった。

姉のこと⑧

姉に散々殴られて 私は 鼻血をだす。



それを見て 姉は 慌てる。もうすぐ

両親が帰ってくるから。



私の うなじをガンガン殴って 鼻血を止めようとする。

いつまでも 泣いてんじゃねえ!

顔 洗ってこい! と また 怒鳴り始める。



帰宅した両親は ただことではない雰囲気を

流石に 察するであろう なにか あったのか

と 私に聞く。 顔をあらったところで

涙の跡は 消せないのだから。




なにかあったの? 母の声に 姉は。




テーブルの向こうから ぎいっと


睨みつけ 何も言うな と 伝えるのだ。




私は 何もないよ



と あからさまな嘘をつく。




私は 嘘に 慣れていった。

姉のこと⑦

なぜ 姉が 慌てるのかというと。







両親が 仕事から 帰ってくるからだ。




泣き顔の 私を見たら 両親に何を言われるか


それが 姉は 恐ろしかったのだろう。






怖くて 痛くて 何を言っても


甘えてんじゃねえぞ! と怒り狂う姉の前で


私は 途方に暮れていた。




そして 姉は.



いつまでも 泣いてんじゃねえ!

泣き顔 見せてんじゃねえぞ!


顔 洗ってこい!




と 怒鳴るのだ。



何回か 同じ経験を積んで 私は。




姉のこの言葉で かなり ホッとする。



もうすぐ 両親が帰ってくる。



姉に殴られるこの時間は かなり 辛く


痛く 悲しく 永遠に思えるのだが、



顔 洗ってこい!



という姉の言葉で、 救われるのだ。



いや。


それよりも ずっと前の 姉の言葉



足踏ん張れ❗️

歯 食いしばれ!

お前の根性叩き直してやる!



で かなり ホッとしていたかもしれない。



殴られるのは もちろん 痛いけれど。



私のことを 微に入り細に入り 文句をつけて

けっして 言い訳を許さず ただ 怒鳴りたいだけ。 そして 最後に 殴られてあげれば

この地獄の様な時間は そろそろ終わりになることを 私は 学習したのだ。