姉のこと㉑
家の中は 散らかり放題
〇〇生協の 宅配の食材を 一度に 発泡スチロールの箱
10箱分も頼むのだ。 そして 面倒だと言って
家の中に取り込むこともせず 放置。
翌週 配達に来た 職員さんを驚かす という離れ業をやらかす。
姉の家の冷蔵庫は いつも 肉や魚のドリップで
汚れ 悪臭。 シンクは 常に 汚れた食器で溢れかえっている。 これ どうするの? と 聞くと 心底 嫌そうな顔をして もうすぐ 洗う人が 帰ってくるよ と 姉は言うのだ。
洗う人 とは 姉の 旦那だ。
実際 彼は 仕事から帰宅すると 慌てて 食器を
洗い始める。 姉は 90キロにもなる巨大な身体を横たえ 腹の肉が垂れて苦しいと言って
その肉の下に枕を抉じ入れて ソファで 寝ている。
太りすぎて しゃがめなくなっている姉は 靴紐が結べない。 姉は 靴に足を突っ込んで立っているだけ。 子供たちが慌てて 姉の足元にしゃがみ込み、靴紐を結ぶ。
そして 気分次第に 子供たちを怒鳴りつけ
叱りつけるのだ
学校から帰ってくる子供を車で駅まで迎えに行く と 自分で 言い出しておきながら
いざ 駅で 子供を 車に乗せた途端 姉は
あたしはなあ‼︎ お前らの 運転手じゃねえんだぞ! こんなところまで 迎えに来させるなんて なんだと思ってるんだ!
と 怒鳴りだすのだ
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